わかりやすい経済や株式の解説 杉村富生先生の株式コラム
1949年熊本県生まれ。明治大学卒業後、証券専門紙の経済部長、証券部長を経て、1991年にフリーとなる。常に、「個人投資家のサイドに立ち」をモットーに、実践派の経済評論家、マネーエコノミストとして活躍しており、わかりやすい経済や株式の解説に定評がある。
杉村先生よりメッセージ
杉村 富生
兜町の当たり屋として名を馳せる 北浜流一郎先生の株式コラム
1943年、鹿児島県生まれ。作家業を経て、株式評論家に転身。株式投資に関する著書は「シンプル投資術」「こんな人は株はやめなさい」「酒田五法・パーフェクトガイド」など著書多数。 「夕刊フジ」「東京スポーツ」「マネージャパン」「日経マネー」「投資レーダー」「日本証券新聞」などの新聞、雑誌に株式コラム執筆中。
北浜先生よりメッセージ
北浜 流一郎
元証券専門誌の名物記者、増田足を愛するチャートのプロ 澤部潔先生の増田足コラム
株式会社日本証券新聞社取締役編集局長、資産運用会社代表などを経て、現在、日本で初めてのウェブ版株式専門紙「ストックステーション」(http://www.stockstation.jp/)編集長。
澤部先生よりメッセージ
澤部 潔
澤部潔先生の増田足コラム 第 87 回 2010年09月03日増田足からは戻り売りだが・・・
増田足からは戻り売りだが・・・
「割り切り買い」の広がりが要注目
ようやく政策対応が表面化してきました。動きが出たのは週明け8月30日。午前中に日銀が臨時の政策決定会合を開催して、昨年12月に導入した新型オペの積み増しと期間延長を決定。政府もその日の夕刻、今年度予算の予備費9200億円を使った経済対策を発表しました。
しかし、市場はこうした政府・日銀の対応にあからさまな拒否反応を見せました。臨時決定会合当日の8月30日こそ158円高と高く終わった日経平均ですが、翌31日は325円の大暴落を演じ年初来安値を更新。前夜のNY市場が安かったなどほかにも理由はあったのですが、さんざ待たされた挙句、日銀の追加金融緩和策は事前観測の範囲を逸脱せず、政府の経済対策は、当初予算9200億円と1兆円にも満たない内容。日銀の白川総裁は決定会合後の会見で「先取りして動いた」と胸を張ったそうですが、この内容では、市場が「不十分」と判断しても仕方ないところでしょう。
NY株式の大幅上昇を好感して日経平均はその後戻り歩調に入りますが、例えば9月2日は前夜のNYダウが255ドル高に対し日経平均は135円高、3日が同51ドル高に対し52円高と、NYにらみの自律反発といっても勢いはまったく感じられません。増田足もとりあえず3日は3日足ピンクで終わりましたが、25本足はピンク転換まで程遠く、全体のトーンは自律反発の域を出ていません。NY株式が上がっても円は依然85円を割り込んだ位置にありますし、為替に変化が出ない限りは、自律反発が相応のスケールを伴った中間反騰に移行する可能性は小さいのではないかと思います。
ただ、個別の世界では変化の兆候も感じられるようになっています。カーバイドをはじめ中低位の売り込み株が売り方を締め上げる形で人気化し、小沢前幹事長の出馬決定では福田組を筆頭に“小沢関連”のイメージが強い公共関連の一角もピン付く気配を見せました。週末にはルック、兼松日産などThe・仕手株といっていい銘柄が上昇率上位に顔を出しています。こうした動きは、外国株式や外国為替の動きに振り回される相場に嫌気をさした個人投資家が、割り切り感覚で一本釣りの動きを強めているためと思われます。いわば、個人投資家の反乱。こうした動きがさらに広がりを見せるようだと、仮に、指数が現水準でのもみ合いに終始しても、秋相場に一定の期待が寄せられるようになるのですが・・・。
低位株では日軽金(5701 東1 1000株)が安定した右肩上がり波動を形成中でも。増田足は8月上旬からずっとピンクを継続している25日足を下支えに、「未来の窓」もオールピンク。直近の信用残は売り441万株に対し買い残842万株。徐々に醸成され始めた取り組み動向が妙味を誘います。投資にあたっては、5日移動前後を狙った押し目買いが「吉」でしょうか。
主力株では旭硝子(5201 東1 1000株)が無類の底堅さを発揮しています。直近10日のローソク足は日経平均が300円超の大幅安を演じた8月31日を除いてオール陽線。増田足は3日足が週末にピンク転換。先読みもピンク。900円絡みの水準まで上伸すると25日足もピンク転換が見えてきます。この株も信用倍率1.55倍の好取り組み株。













